生産者と消費者の私たち~つながる絆と私たち②~
こんにちは!スタッフSです。
連日雪が降り積もり、ようやく冬の始まりを感じる倶知安町から今日もブログを書いています。
更新が遅く成りましたが、今回は、前回の「生産者見学ツアー」を通して感じたことを私なりの視点で書いていこうと思います♡
(掲載写真がかぶっているものがありますがご了承ください(´;ω;`)
ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです!
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廻った順にそれぞれ書いていこうかな?
まず初めに訪れたのは「長福ファーム」さん。
こちらの長福ファームさんは化学肥料や農薬を一切使わない自然栽培を行う農家さん。
当店で使うあんこの原料の小豆・サツマイモなどで大変お世話になっています。
当店のお菓子には以下のお菓子で小豆・サツマイモが使われています。
・塩バター大福(こしあん)
・豆大福(こしあん)
・よもぎ大福(粒あん)
・餅パイ(粒あん)
・ニセコ最中(粒あん)
・ミニ羊羹(粒あん羊羹、サツマイモ羊羹)
などなど…
当店の和菓子部門を担うとっても重要な存在です!
粒あんもこしあんも風味が良く、どのお菓子とも相性も良くてとってもおいしいのは長福ファームさんのこだわりのおかげ。
「厄介で大変だけれど「おいしい!」と思えないものは作りたくない。」とおっしゃっていた長岡さん。
一度土壌や周辺の設備などに農薬や化学物質を使うと環境から簡単には排除できないということを学び、目先の目的や利益だけを優先することなく自然と寄り添いながら次の世代へ続いていく取り組みをこの目で実感できました。
質問タイムでは私たちの質問や疑問点にも気さくに答えてくださいました。
普段なかなか見ることのない設備や道具などを見るのもとっても新鮮で貴重な体験でした。
最後にいただいた「長福ファーム」さん自慢のトマトを100%使用した「トマトジュース」、濃厚なのにすっきりとした味わいでとてもおいぃしかったです🍅🥰
コープさっぽろ 倶知安店にて販売中とのこと。
お近くにお立ち寄りの際はお菓子のふじいのすぐそばですので、長福ファームさんの小豆を使ったお菓子とこちらのトマトジュースを是非是非当店とコープさっぽろさんでゲットしてみてね!❤️🍅❤️🍅❤️
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お次は「石川養鶏さん」
こちらでは当店のお菓子に欠かせない、「卵」を生産してくださっています。
案内してくださったのは 石川秀基さん。
まず初めに見せてくれたのは、飼料を加工する場所。
道産の素材にこだわった餌を与える事こそいい卵ができる秘訣と教えてくれました。
というのも餌を変えれば卵の質がすぐ変わるから。
味もからの硬さもすべて食べたものの影響を受けてしまうそうです。
おいしいお菓子を作り続けられるのは、石川養鶏さんのたゆまぬ取り組みのおかげなのです。
そして卵に関するトリビアも聞きながら
ここでハッとしたことが一つ。
臭いがしない。
ということ。
なぜなのか、聞いてみると
「鶏舎の屋根には換気口があって、日光もよく入る。紫外線があると除菌され菌やウィルスの増殖を防ぎ、害虫・害獣もいないクリーンな空気を保てるんです。鶏にとってもストレスがないからメンタル的にも体調的にも健康的なんだ」
と教えてくれました。
そして「普通の養鶏場に行けばこのエリアに立ち入っただけでも臭いは服について取れなくなってしまうんです。」と。
たしかに劣悪な環境にいると臭いが出てきたり、生き物にかかるストレスは想像できますよね。
でもここではそんなことはなく、石川さんの妥協しない熱心な取り組みと鶏たちへの「愛情」があり、その想いもきっと鶏たちに伝わっているんじゃないかなと私は感じました。
またこうした石川さんの背中を見ていると、ふだんは気付かない生き物への「感謝」も気づかさせてもらったような気がしました。
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午前中最後に訪ねたのは、喜茂別町のタカラ牧場さん。
このタカラ牧場さんでは、当店人気NO.1 シュークリームのカスタードクリームと店頭のソフトクリームで使用している
「幸せな牛のミルク」を作っていただいています。
最初に拝見させていただいたのは牛たちの暮らす牛舎の中やえさの与え方、搾乳方法などなど。
餌を実際に見ながら斉藤さんは季節による牛のミルクの脂肪分の違いについて以下のように教えてくれました。
「冬は乾燥した牧草を食べることがおおく、寒さのために冬のミルクは実は夏より脂肪分が高めだよ」
そう、この幸せな牛のミルクはソフトクリームの味に直結するため、実はその変化をお店でも体験できるんです!
そうして施設内を歩いていると牛たち一頭一頭が帰る場所に名前が書いてあるのも見つけ、愛らしく思いながら実際にスタッフも全員放牧中の牛さんに混じって斉藤さんのお話を伺いました。
お腹の大きな牛さんがたくさん!ほぼ半数が妊娠中のプレママ!
そんな大きな牛さんたちはスタッフに興味津々で近寄ってきてくれました。
でもこれって普通のことではないですよね。
美味しい牛乳を作るための環境整備、添加物を入れず、道産素材の飼料の使用する斉藤さんが
「経営のセンスというより、健康に牛を飼いたい。おいしい牛乳を作りたい。」
「やっぱり、食品の表示ってすくないほうがいいですよね、シンプルな表示って安心だな。」っと笑顔で牛たちの名前を呼んでなでている斉藤さんご夫婦とそれを気持ちよさそうにしながら草を食べている牛たちを見ると、互いに信頼しあっていて強い絆で結ばれていることが目に見えました。
そして「牛と僕たちはチーム!」「僕は監督兼お世話係みたいな。」冗談交じりに笑ってくれた斉藤さんですが、本当に最高な言葉だなっと私は思えました。
言葉が通じないけれど強い絆で結ばれているからこそ言える言葉な気がしましたね。
「幸せな牛のミルク」と呼ぶ理由もまさに斉藤さんと牛たちが「幸せ」で溢れているからのかな。
この幸せな牛のミルク、ときどき私もいただくことがあるのですが、本当においしいので気付いたら一瓶空っぽになってたりはよくあります笑
それもまた「幸せ」。
作る牛も人も飲む人も食べる人も「幸せ」になれるミルク、素晴らしいですよね。
まさにこのブログのタイトルの生産者と消費者の私たちを繋げてくれる飲み物だと私は思いました。
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ランチの「真狩BACE」で元スタッフの後藤さんと合流した後、ごとう農園さんへ!
ごとう農園さんではかぼちゃとにんじんを育ててくれています。
人参は人参パウンドに、かぼちゃはかぼちゃパイ、かぼちゃドーナツ、かぼちゃのチーズケーキ(店頭限定)、かぼちゃようかん(店頭限定)などなど様々なお菓子に使用しています。
こちらの真っ暗で大きい倉庫に入れていただきました!
こんなに沢山のジャガイモ見たことない!
自分たちより高く積まれたジャガイモを見てスタッフ一同ビックリ😲!!
こちらの倉庫では今年取れたジャガイモがすべて貯蔵されていました。
生産者から消費者の手に渡るまで、生産・収穫・選別・梱包・配送作業があり
そして私たちはスーパーで買いますよね。
そう考えると目の前にあるたった一つのジャガイモにも長い道のりがあって手元にわたってくることが奇跡のように思いました、
次に案内してくれたのは、後藤さんが廃校30年たっていた小学校を借りて一から始めた「もりのとしょかん}
地域の子供たちとが交流できる場所はとても温かくて心地のいい場所でした。
「「行きたいな」と言ってくれれば予定を優先して図書館を開けます!」と語っていた後藤さん。
昨今人とかかわることが減り、よりいっそう自分の居場所ってどこだろうと模索することが増えましたが、
誰でも来れる、みんなの「居場所」なんだよっと教えてくれたきがして、こころがあったかくなりました。
この後、当店で製造しているお菓子を販売してくださっている「ニセコ チーズ工房」さんへ。
販売中のお菓子の陳列をちらっと拝見し、ツアーは終了。
とっても有意義な一日となりました。
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今ある沢山の人に支えられ出来上がる食べ物に心からのありがとうの感謝を込めて
今日も手を合わせて、
「いただきます」
を言いましょう。